妊活と不妊治療
子供が欲しいと思っていわゆる「妊活」を始めてからしばらく経つ場合、もしかして私たちは不妊症なのでは?という疑いを抱き始める方は多いのではないでしょうか。
不妊症と一言で言っても、知らないことばかりの間は、自分やパートナーのどちらかに問題があるのでは?という疑いや、タイミングに問題があるのでは?といった、「何となく」の推測しかできないのが通常だと思います。そうは言っても、自分に問題があるのはもちろんのこと、パートナーに何かしらの問題があるのでは?と疑うのはある意味、これまで円満に続いていた関係性に亀裂を生じさせてしまう一因になってしまわないかと心配になり、今ひとつ原因特定に向けて一歩踏み出せないでいる夫婦も多いのではないかと思います。
不妊症とは、一般的に、妊娠してもよいにもかかわらず妊娠できないでいる状態が二年以上続く場合のことだと言われていますが、これは日本での定義であり、海外ではその期間が異なっていたり、不妊症という言い方をしない場合もあるようです。また、卵子や精子、生殖器などに先天的な異常が見られる場合と一時的なバランスの不調による場合とでは不妊と言ってもその意味が変わってきます。
不妊症だと判断するためには自分たちでチェックできることもあれば、病院やクリニックで検査してもらってわかることもあります。まずはそのための知識をここで備えてみるのもよいかもしれません。また、もし不妊治療をきちんと行うことに決めた場合でも、また、不妊治療に頼らず自分たちの努力で自然な妊娠を目指す場合でも、妊娠の可能性を高めるためにできることについてもご紹介しています。あくまでも人間にできることは妊娠のための可能性を高めるということ。人工授精をしたとしても、その先に待っていることまでは人間のコントロールの外だという自然の法則を忘れず、可能性を高めるための工夫や努力にぜひ挑戦してみてください。
適切な手順を踏んでいけば自然妊娠することは充分可能です。